高血圧イメージ

正しい生活習慣で対応する高血圧

なぜ血圧が高くなるのか、というと、ほとんどの場合生活習慣が原因となっていることが多いのです。
だからこそ高血圧にしても糖尿病にしても生活習慣病と呼ばれるのです。
こうした生活が元になった高血圧を本能性と呼びますが、病気など他に明確な原因がある場合は、二次性と呼ばれます。

本能性の場合、食事、睡眠、生活、ストレス、運動などの要素が大きく係ってきます。
朝ご飯を食べずに出勤、昼はランチをガッツリ、夜は同僚と一緒に一杯!夜遅くに帰宅してお風呂に入って寝る、こうした生活を継続していれば、様々な病気が出てきます。

食生活は特に血圧に関わります。
現代は塩気の多い食べ物が多く、それでなくても日本人は、世界的に見て塩分の摂取が非常に多いため、血圧が上昇する要因となります。
脂質も多くなっています。
欧米化した食事が一般的となっているため、多くの方が脂質過多の状態にあり、このことも、血管に負担をかける要因となっています。

運動不足も血圧に関わります。
運動をほとんどしない状態にあると、筋肉が弱くなります。
運動を行い筋肉を利用することで、血液は心臓に戻りやすくなり、心臓への負担も少なくなるのです。
また運動によって酸素をたくさん取り込んだ血液が全身をくまなく回ります。
しっかり睡眠をとり、アクティブに行動する、朝昼晩しっかり栄養バランスの整った食事を行い、リズムよく毎日を送るという事は、体への大きなサポートとなるのです。

毎日の生活を変えるだけで体はかわっていきます。
ただ、この生活を変えるということがなかなか難しいのです。
誰でも、好きな食べ物をお腹いっぱい食べたいですし、明日の事を気にせず夜更かししたい、お酒も飲みたいし、煙草だってすいたい、そう思うものです。
ただ、こうした生活は「将来の自分の首を絞めること」なのだという事を理解しておくべきです。
正しい生活習慣を継続することは、高血圧も落ち着き、栄養バランスのいい食事で内臓も血管も元気になります。
高血圧になったらまず、生活改善を心がけてください。