高血圧による臓器障害の影響
高血圧イメージ

高血圧による臓器障害の影響

血圧が高くてもなんともない、という人がいます。
でもこれを聞くたびに、医師などは怖い発言だと感じるはずです。
というのも、高血圧というのはサイレントキラーといわれているからです。
無症状のまま静かに体内での病状が進む、だからこそ、静かな殺し屋といわれるのです。
症状がなければ血圧が高くても多くの方が放置します。
でもこれが、重篤な病気を引き起こす要因となるのです。

高血圧によっておこる健康障害の多くが、血管系障害です。
血管系障害というのは厄介で、血管は全身を巡っていますので様々なところに影響を及ぼしてしまうのです。
血液は臓器にも流れ込みます。
そのため高血圧による臓器障害もリスクの一つです。
脳、心臓、腎臓などにより強く影響を及ぼします。

心臓への臓器障害は、心肥大、特に左室肥大、これが進むと心不全、また狭心症などの発作を有する障害、命の危険性がある心筋梗塞も可能性があります。
脳への臓器障害としては、脳出血、高血圧性脳症、頭蓋内動脈血栓など、これもまた、急激な症状があり早期に治療を開始、また手術などを施さないと生存率が非常に低くなってしまう重篤な臓器障害です。

更に腎臓にも障害が及びます。
老廃物をろ過し、いらないものを尿として排出させる機能を持つ腎臓は、高血圧が継続すると、尿たんぱくがではじめ血漿クレアチニンの上昇、ここから腎臓疾患となり重症の場合腎不全、結果、透析という事になってしまいます。
透析になれば、週に2回から3回、1回に5時間もの時間をかけて透析治療を行う必要があり、生活に大きな支障が出ますし、仕事を失う方が多いです。
となると、これは一生の問題です。

高血圧なんて大したことない、と言っている人はこうした臓器障害の怖さを知らずにいる方でしょう。
自分だけは大丈夫という事は絶対にありません。
自分こそ人よりも強く臓器障害などの合併症が出るかもしれない、というくらいに思い、生活習慣を改め、食生活を見直し、真摯に向き合っていくことが必要なのです。